この記事では、楽天モバイルがどこの回線を使用しているのか、回線の種類やつながりやすさについて解説します。
結論からいうと、楽天モバイルは自社の楽天回線を中心に、一部地域ではauのパートナー回線も利用しています。
そのため、楽天モバイルの電波がつながる範囲は、自社回線だけで決まるわけではありません。
ただし、楽天回線とau回線では対応エリアや5G通信への対応状況が異なり、建物内や地下などでは電波が届きにくい場合もあります。
楽天モバイルで利用する回線の違いや、実際の通信エリアを確認する方法を知っておくと、契約前に使いやすさを判断しやすくなります。
楽天モバイルはどこの回線?自社の楽天回線とau回線を使用
楽天モバイルは、自社で整備した「楽天回線」と、KDDIから借りている「au回線」の2種類を使用しています。
楽天モバイルはドコモやソフトバンクと同じく、自社の通信設備を持つ携帯電話会社です。
そのため、格安SIMのように他社の回線だけを借りてサービスを提供しているわけではありません。
現在の楽天モバイルは、自社の基地局を使う楽天回線を中心にサービスを提供しています。
一方、楽天回線だけではカバーしきれない一部地域では、auの基地局を利用するパートナー回線も使用しています。
パートナー回線とは、契約している携帯電話会社とは別の会社の通信設備を借りて、通信サービスを提供する仕組みです。
楽天モバイルの場合は、KDDIとのローミング契約によってau回線を利用しています。
楽天回線とau回線は、利用者が場所に応じて手動で選ぶ仕組みではありません。
基本的には、スマートフォンが利用できる電波を判断して接続します。
つまり、楽天モバイルは独立した携帯電話会社ですが、一部の通信エリアではauの設備も活用しているということです。
楽天モバイルの楽天回線とau回線の違い3つ
楽天モバイルが使用する楽天回線とau回線には、通信設備の提供元や対応エリアなどに違いがあります。
どちらも楽天モバイルのサービスとして利用できますが、通信方式や利用できる場所は同じではありません。
主な違いを整理すると、次の3つになります。
楽天回線とau回線の違い①:回線を提供する通信会社
楽天回線は楽天モバイルが自社で提供する回線で、パートナー回線はKDDIが提供するau回線です。
楽天モバイルは2019年に自社回線を使った携帯電話サービスを開始し、基地局の整備を進めてきました。
楽天回線エリアでは、楽天モバイルが設置した基地局を通じて通信します。
一方、パートナー回線エリアでは、KDDIの通信設備を借りてサービスを提供しています。
ただし、au回線を使用しているからといって、auと直接契約しているわけではありません。
楽天モバイルの契約者は、パートナー回線エリアでも楽天モバイルの料金プランに従って通信します。
通信設備の提供元が異なっても、契約先は楽天モバイルのままです。
楽天回線とau回線の違い②:利用できる通信エリア
楽天回線とauのパートナー回線は、利用できる通信エリアが異なります。
楽天回線は、楽天モバイルが整備した基地局の電波が届く地域で利用できます。
一方、パートナー回線は、楽天モバイルがKDDIから借りているau回線で、一部の地域で利用できます。
ただし、auの通信エリアすべてが楽天モバイルのパートナー回線として利用できるわけではありません。
パートナー回線を利用できる地域は楽天モバイルとKDDIの取り決めによって決まっており、利用者がKDDIと別途契約する必要はありません。
楽天モバイルは自社の通信エリアを拡大しており、地域によってはパートナー回線から楽天回線への切り替えも進んでいます。
そのため、以前はau回線につながっていた場所でも、現在は楽天回線を利用している場合があります。
実際に利用できるエリアは、楽天モバイル公式サイトのサービスエリアマップで確認する必要があります。
楽天回線とau回線の違い③:5G通信への対応
楽天モバイルの5G通信は、楽天回線の5G対応エリアで利用できます。
auのパートナー回線は4G LTEによる通信サービスとして提供されているため、楽天モバイルの5G通信には対応していません。
楽天モバイルが提供する5Gには、主に「Sub6」と「ミリ波」という2種類の周波数帯があります。
Sub6は比較的広い範囲で通信しやすく、ミリ波は高速通信に適していますが、電波の届く範囲が限られます。
5G対応のスマートフォンを持っていても、利用する場所が楽天回線の5Gエリア外であれば、基本的に4G LTEで通信します。
また、5Gエリア内でも建物や電波の状況によって4G LTEにつながる場合があります。
楽天モバイルで5G通信を利用したい場合は、対応端末に加えて楽天回線の5Gサービスエリアも確認しておく必要があります。
楽天モバイルのauパートナー回線は今後どうなる?
楽天モバイルのauパートナー回線は、2026年10月時点でも一部地域で提供されています。
ただし、楽天モバイルは自社回線の整備を進めているため、将来的には楽天回線への切り替えが進む方針です。
パートナー回線の提供状況は地域によって異なり、全国一斉に終了するわけではありません。
auパートナー回線は2026年10月以降も一部地域で継続
楽天モバイルのauパートナー回線は、2026年10月時点で一部地域において引き続き利用できます。
楽天モバイルの公式サービスエリアマップにも、パートナー回線エリアが掲載されています。
そのため、2026年10月になったことで全国のauパートナー回線が完全に終了したというわけではありません。
ただし、パートナー回線は楽天モバイルとKDDIのローミング契約に基づいて提供されています。
提供エリアは今後変更される可能性があり、現在利用できる地域で同じ状態が続くとは限りません。
パートナー回線の提供状況が変わる場合は、楽天モバイルの公式情報で案内されます。
特に、楽天回線とパートナー回線の境界付近に住んでいる方は、最新のエリア情報を確認しておくと安心です。
楽天回線の整備が進んだ地域ではau回線を縮小
楽天モバイルは、自社の楽天回線エリアを拡大しながら、パートナー回線からの切り替えを進めています。
楽天回線の基地局が増えることで、それまでau回線に依存していた地域でも自社回線による通信が可能になります。
楽天モバイルが自社回線への切り替えを進めるのは、自社の通信設備を活用できる地域を増やすためです。
ただし、基地局が新設されたからといって、その地域のパートナー回線が直ちに終了するとは限りません。
実際の切り替えは、楽天回線の整備状況やローミングの提供条件などによって異なります。
また、楽天回線への切り替えによって通信環境が改善する地域もあれば、利用場所によって電波状況が変化する可能性もあります。
楽天モバイルの通信エリアは継続的に更新されているため、以前確認した情報だけで判断しないことが大切です。
楽天モバイルの回線エリアを確認する方法2つ
楽天モバイルの回線エリアは、公式サイトで確認できます。
利用できる回線を調べる方法には、サービスエリアマップとmy エリア通信シミュレーションがあります。
どちらも契約前に利用できるため、自宅や職場などで電波が届くか調べたい場合に役立ちます。
回線エリアの確認方法①:公式エリアマップで調べる
楽天モバイルの公式サービスエリアマップでは、住所や建物名を入力して通信エリアを確認できます。
確認する際は、楽天モバイル公式サイトの「通信・エリア」ページを開きます。
サービスエリアマップの検索欄に、調べたい住所や建物名を入力すると、周辺の対応エリアが表示されます。
マップでは、4G LTEや5Gの対応状況を確認でき、パートナー回線エリアも区別されています。
また、地図を拡大することで、より細かい地域の通信エリアを確認できます。
ただし、サービスエリアマップは電波の到達範囲を計算した予測情報です。
マップ上で対応エリアになっていても、建物の構造や周辺環境によって電波が届きにくい場合があります。
特に、自宅の室内や地下で利用する予定がある方は、エリアマップだけで通信品質を判断しない方がよいでしょう。
回線エリアの確認方法②:myエリア通信シミュレーションで調べる
楽天モバイルの「my エリア通信シミュレーション」では、指定した場所の電波状況を調べられます。
自宅や職場など、スマートフォンをよく利用する場所を入力することで、楽天モバイルの通信状況をシミュレーションできます。
広い範囲を確認するサービスエリアマップとは異なり、普段利用する場所に注目して電波状況を確認できるのが特徴です。
楽天モバイルの都道府県別エリアページなどから、my エリア通信シミュレーションにアクセスできます。
特に、楽天モバイルへの乗り換えを検討している方は、自宅や職場など複数の場所を確認しておくと参考になります。
ただし、シミュレーション結果は実際の通信品質を保証するものではありません。
スマートフォンの機種や建物の構造、通信の混雑状況によって、実際のつながりやすさは変わります。
楽天モバイルの回線はつながりにくい?
楽天モバイルの回線がつながりやすいかどうかは、利用する場所や周辺の通信環境によって異なります。
楽天モバイルは基地局の増設やプラチナバンドの導入によって、通信エリアの改善を進めています。
一方で、建物内や地下などでは電波が届きにくくなる場合があるため、すべての場所で安定した通信ができるとは限りません。
楽天回線はプラチナバンドの導入で通信エリアを拡大中
楽天モバイルは、基地局の整備とプラチナバンドの導入によって、楽天回線の通信エリアを拡大しています。
プラチナバンドとは、700MHz〜900MHz帯の比較的低い周波数を利用する電波のことです。
一般的に、周波数の低い電波は障害物を回り込みやすく、建物内にも届きやすいという特徴があります。
楽天モバイルは2024年6月から、700MHz帯のプラチナバンドを利用した商用サービスを開始しました。
これによって、従来の周波数帯だけでは電波が届きにくかった場所でも、通信環境の改善が期待されています。
ただし、プラチナバンドが導入されたからといって、全国すべての地域で利用できるわけではありません。
利用できる地域は基地局の整備状況によって異なり、対応端末であることも必要です。
楽天モバイルは現在も基地局の新設や増設を進めているため、今後も通信エリアが変化する可能性があります。
建物内や地下などでは電波が届きにくい場合がある
楽天モバイルは、建物内や地下などで電波が届きにくくなる場合があります。
携帯電話の電波は、建物の壁や地形などの影響を受けるためです。
特に、鉄筋コンクリートの建物や地下街、地下鉄の駅などでは、屋外と比べて電波が弱くなることがあります。
また、高層ビルに囲まれた場所や山間部などでも、通信環境によってつながりにくくなる場合があります。
こうした現象は楽天モバイルだけに限らず、ほかの携帯電話会社でも起こり得ます。
ただし、各社で基地局の配置や利用する周波数帯が異なるため、同じ場所でもつながりやすさには違いが生じます。
楽天モバイルのサービスエリア内であっても、必ず安定して通信できるとは限りません。
また、利用者が集中する時間帯やイベント会場などでは、回線の混雑によって通信速度が低下する場合もあります。
楽天モバイルの旧ドコモ回線・au回線との違い
楽天モバイルは、以前から現在と同じ通信方式でサービスを提供していたわけではありません。
自社回線によるサービスを開始する前は、ドコモ回線やau回線を借りる格安SIMとしてサービスを提供していました。
そのため、以前の楽天モバイルと現在の楽天モバイルでは、回線の仕組みが異なります。
旧楽天モバイルはドコモ回線・au回線を借りていた
楽天モバイルは、自社回線によるサービスを開始する前、ドコモ回線やau回線を借りて提供する格安SIMでした。
このように、他社の通信回線を借りてサービスを提供する事業者は「MVNO」と呼ばれます。
旧楽天モバイルでは、利用するプランに応じてドコモ回線やau回線を使用していました。
一方、現在の楽天モバイルは自社の通信設備を持つ携帯電話会社です。
そのため、現在の「Rakuten最強プラン」は、旧楽天モバイルのドコモ回線プランやau回線プランとは仕組みが異なります。
現在の楽天モバイルが一部地域で使用するauパートナー回線も、旧楽天モバイルのau回線プランとは別のものです。
なお、旧楽天モバイルの契約を継続している場合は、契約中のプランによって使用する回線が異なることがあります。
現在利用している楽天モバイルの回線を確認する方法
現在契約している楽天モバイルの回線は、契約内容や接続状況を確認することで調べられます。
まず、楽天モバイルの会員向けサービス「my 楽天モバイル」で契約プランを確認します。
現在の「Rakuten最強プラン」を契約している場合は、楽天回線とauパートナー回線を利用するサービスです。
一方、旧楽天モバイルの「スーパーホーダイ」や「組み合わせプラン」などを契約している場合は、契約内容によって利用する回線が異なります。
また、現在スマートフォンが楽天回線とパートナー回線のどちらに接続しているかは、契約している回線とは別の確認事項です。
楽天モバイルの公式サポートには、接続中の回線を確認するための案内が用意されています。
ただし、スマートフォンのアンテナ表示や4G・5Gの表示だけでは、4G接続時に楽天回線とau回線のどちらを利用しているか判断できません。
正確な接続状況を確認したい場合は、公式サポートで案内されている確認方法を利用する必要があります。
楽天モバイルはどこの回線かについてよくある質問
Q1:楽天モバイルはドコモ回線を使っていますか?
現在の楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」は、ドコモ回線を使用していません。
自社の楽天回線と、一部地域ではauのパートナー回線を使用しています。
ただし、旧楽天モバイルではドコモ回線を借りた格安SIMサービスが提供されていました。
そのため、以前の契約を継続している場合は、現在の契約プランを確認する必要があります。
Q2:楽天モバイルでソフトバンク回線は使えますか?
楽天モバイルの通常の国内通信サービスでは、ソフトバンク回線を使用できません。
楽天モバイルが利用するのは、自社の楽天回線とauのパートナー回線です。
ソフトバンクの通信エリアに入っていても、楽天回線やパートナー回線の電波が届かなければ、通常のモバイル通信は利用できません。
Q3:楽天モバイルのau回線は完全に終了しますか?
2026年10月時点では、楽天モバイルのauパートナー回線は完全には終了していません。
一部地域では現在もau回線を利用できます。
ただし、楽天モバイルは自社回線への切り替えを進めているため、今後もパートナー回線の提供エリアが変更される可能性があります。
全国で完全に終了する時期については、公式情報で確認する必要があります。
Q4:楽天モバイルのパートナー回線にデータ容量の制限はありますか?
現在の「Rakuten最強プラン」では、国内のパートナー回線でも高速データ通信を容量無制限で利用できます。
以前はパートナー回線に月5GBの高速データ容量制限がありましたが、2023年6月1日に撤廃されました。
ただし、回線の混雑状況などによって、公平なサービス提供のために通信速度が制御される場合があります。
また、海外ローミングには国内とは異なるデータ容量の条件が設定されています。
楽天モバイルはどこの回線かについてまとめ
楽天モバイルは、自社の「楽天回線」と、一部地域ではauの「パートナー回線」を使用しています。
現在の楽天モバイルは、ドコモ回線やソフトバンク回線を通常の国内通信に使用していません。
楽天回線は楽天モバイルが自社で整備した回線で、auパートナー回線はKDDIの通信設備を借りて提供するものです。
楽天モバイルは自社回線のエリア拡大を進めており、auパートナー回線からの切り替えも段階的に行っています。
また、プラチナバンドの導入や基地局の増設によって、通信環境の改善にも取り組んでいます。
ただし、実際のつながりやすさは地域や建物の構造などによって異なります。
楽天モバイルを検討している方は、公式サービスエリアマップやmy エリア通信シミュレーションで、自宅や職場などの通信状況を確認しておくと判断しやすくなります。

